エントリーシートの書き方:設問の意図を読み、結論から伝える基本
エントリーシート(ES)は、面接に進むための最初の関門であり、面接で質問される材料にもなります。この記事では、どの企業のESにも共通する書き方の基本と、提出前のチェックポイントをまとめました。
ESで企業が見ていること
企業はESを通して、応募者が「どんな人か」「自社で活躍しそうか」を判断しようとしています。見られているのは文章のうまさだけではありません。
- 設問に正面から答えているか:聞かれたことに答えているかどうかは、最初に確認されます。
- 内容に具体性があるか:行動や数字、周りの反応など、読み手が場面を想像できる情報があるか。
- その人らしさが見えるか:なぜその行動を選んだのか、考え方が伝わるか。
書き始める前に:設問の意図を読む
同じ「学生時代に力を入れたこと」でも、企業によって知りたいポイントは少しずつ違います。募集要項や採用ページで、企業が求める人物像や大切にしている価値観を確認してから書き始めましょう。
たとえば「チームで成果を出した経験」を聞かれているなら、個人の頑張りだけでなく、周りとどう関わったかを中心に書く必要があります。
基本の型:結論→理由・背景→具体的な行動→結果と学び
- 結論:最初の一文で、設問への答えを言い切ります。「私が力を入れたのは〇〇です」。
- 理由・背景:なぜそれに取り組んだのか、どんな課題があったのかを簡潔に説明します。
- 具体的な行動:自分が考えて実行したことを書きます。ここが最も大切な部分なので、文字数を多めに使いましょう。
- 結果と学び:どうなったのか、そこから何を学び、入社後にどう活かせるのかで締めます。
文字数別の考え方
200字程度の場合
結論と行動、結果を中心に、一つの経験に絞ります。背景は一文で十分です。
400字以上の場合
行動を2つ程度に分けて書いたり、途中でぶつかった壁とその乗り越え方を加えたりすると、内容に厚みが出ます。指定文字数の8割以上は埋めるのが一般的な目安です。
提出前のチェックリスト
- 一文目で設問に答えているか
- 一文が長くなりすぎていないか(目安は60字前後)
- 「頑張った」「成長した」など、抽象的な言葉だけで終わっていないか
- 誤字脱字、企業名・部署名の書き間違いはないか
- 面接で深掘りされても、同じ内容を具体的に話せるか
- 提出前にコピーを保存したか(面接前の見直しに使います)
書き上げたら、時間をおいて声に出して読んでみてください。読みにくい箇所や、話が飛んでいる箇所に気づきやすくなります。
まとめ
ESは、設問の意図を読み、結論から順番に書くことが基本です。そして、書いた内容はそのまま面接の材料になります。「面接で聞かれても話せること」だけを書く意識を持つと、ESと面接の一貫性も自然と生まれます。
※記事の内容は公開日時点の一般的な情報をもとにしています。制度や選考の方法は企業・時期によって異なるため、最新の情報は各企業の案内をご確認ください。